生産技術
最新の加工機やCAD/CAMを扱って、切削加工のプロセスを構築します。
仕事はチーム制です。一人で作業をするのではなく、協力して取り組みます。
経験やスキルに応じて少しずつステップアップできます。
■主な業務
・加工で使用する治具の設計(CAD:SolidWorks)
・CAMを用いた加工パスの設計(CAM:hyperMill)
・加工機の操作盤で加工プログラムを作成し、実際に削る
・社内で使用する工具の設計(CAD:SolidWorks)
先輩インタビュー
生産技術のMさんにお話を伺いました。
技術力の高さはもちろん、コスト面でも意識がとても高いです。
会社寄りでも、お客様寄りでもなく中立の立場で、
色々な切り口で物事を見ているのがすごいところです。
現状に甘んずることなく、より良くしようと
新しいアイデアを沢山だしてくれてます。
Q この仕事を選んだ理由を教えてください
私が製造業に関わるようになったのは20年前です。
元々は関係のない業種からの転職でしたが、決めたのは漠然と「手に職がつけばいいな」というレベルのもので深く考えてはいませんでした。
生産技術の仕事も最初からこれをやりたいと思っていたわけではなく、お客様や会社からの要望に応える為に続けてきた結果、
今ではこの仕事で貢献していくことがやりたいことに変わってきたという感じです。
なので自分で選んだというよりもお客様や仕事に選んでもらったという方がしっくりきますね。
Q 大変だと思うことはありますか
やりがいともいえる部分であるとは思いますが
仕事をコーディネートする際に「これが最適解か」という事を
費用、品質、リードタイム、既存プロセスとの比較等を繰り返し考え悩む時ですね。
(大変なテーマがきたときにやりがいと感じる人がこの仕事に向いていると思います。)
Q やりがいと感じる事はなんですか
この会社での生産技術は仕事そのものをコーディネートすることができるので、
仕事を通して身についた知識や技術が成長として感じやすいところだと思います。
Q この会社のいいところはありますか
感情的にならず、建設的に話せる方が多いので、納得感をもって業務を進める事が出来ています。
又最新の設備によりレベルの高いものづくりを目指せる環境があり、新しい技術も身に着けられます。
Q 新しく始めたいなという方にメッセージをお願いします
冒頭でお伝えしましたが、最初は
「何やってるかわからないけど面白そうだな」
「手に職つければ今後つぶしが利くかな」
という程度の軽い気持ちで私も「ものづくり」の世界に入り、
今の会社は当時考えていた自分が想像していなかったような事が出来るようになりました。
これからも、もっと先に進んで行けるよう、私たちと一緒に切り拓いていって頂ける方をお待ちしております。
加工機オペレーター
お客様から預かった製品(エンジン部品)を切削加工機を用いて削ります。
■作業の流れ
①製品ごとに用意されている治具を選んだ後プログラムを選択する
②治具にワークを取り付ける
③加工機の扉を閉めて、スタートボタンを押し加工開始する
④加工途中に刃先を交換するタイミングで加工プログラムが
自動停止する
⑤刃先を交換し、再度スタートボタンを押して加工プログラムを
再開する
⑥自動で加工終了後、ワークを確認し取り外し、
次のワークを取り付ける
- 作業を覚えるまでは、先輩が専門用語や加工機の操作方法などイチから教えます
- 作業を一通り覚えたことを先輩が確認するまでは、一人で作業しません
- 新たに別の製品の加工方法を覚えるときも先輩が指導します
- 製品ごとにマニュアルも用意してあるので、確認しながら作業ができます
未経験の方でも約1ヵ月で一人で作業できるようになります。
このように、少しずつ加工機の種類や製品の種類を増やしていき、現場で仕事の流れを学びます。
先輩インタビュー
加工機オペレーター2年目のMさんにお話を伺いました。
加工機オペレーターだけではなく、検査やその他の新しい事に
果敢にチャレンジを続け、向上心がとても高いなと感じました。
3年目とは思えない落ち着きっぷりで、終始丁寧な回答を
してもらいました。
Q この仕事を選んだ理由を教えてください
前職では、違う分野ですが「ものづくり」のお仕事をしていました。
面接の際に、この会社は社会インフラの一部になるものを加工していて、
それがやりがいにつながるよと教えてもらい、興味がわきました。
また、元々ものを作ることが好きなので、全く経験のない職種でしたが、
チャレンジしてみようと思い選びました。
Q 大変だと思うことはありますか
大変というか、やはり失敗するのが怖いので、慣れることなく緊張感と責任感を持って加工に携わっています。
女性だから特別大変ということはありません。
Q この仕事のやりがいは何ですか
今やっている作業を覚えて自分の中で吸収したことが、次の仕事に活きているという実感が得られると
嬉しいですし、これがやりがいなのかなと思います。
Q この会社のいいところはありますか
意見や考えを尊重してくれて、きちんとそれに対して真摯にフィードバックしてくれるところです。
Q 新しく始めたいなという方にメッセージをお願いします
未経験からの人が多い職種です。ですから、異業種で全く製造の経験ない方でも一から丁寧に教えてくれますし、
サポート体制がしっかりしているので心配いりません。
女性は少ないですが、それで不便に感じたことはありません。
何かあれば先輩方がフォローしてくれますし、加工機オペレーター以外にも検査やその他ご自身の得意なことが発揮できる
お仕事もあるかもしれません。
まずは与えられた仕事を続けていくと、最初は難しいと思っていたことが段々と出来るようになり、
スキルアップした自分に会えると思います。「ものづくり」は楽しいですよ!
手仕上
機械加工では難しい仕上げ工程を手で行います。
グラインダーやベルトサンダーなどの工具を使い手作業で製品一つ一つの形を整える仕事です。
弊社の強みは、機械加工と手入れの両方を持っていることです。
手入れは加工後のバリ取りという機械加工のおまけではなく、
製品の品質を決める重要な作業です。
作業者の安全を第一に考え、マスク、保護メガネなどの
保護具をしっかり装着して作業していただきます。
■作業習得までの流れ
① 鉄の端材を使い、工具ごとの特徴・使い方を学ぶ
② 簡単な形状で余肉を1mm残して仕上げる
③ 難しい形状で余肉を1mm残して仕上げる
④ 練習用のワークで全体を仕上げる(余肉0mm)
- 慣れるまで量産のワークは一人では削らないので安心です
- 溶接補修のできるワークから覚えるので、易しいレベルから始められます
- 先輩社員は気さくな性格なので質問や相談しやすい環境です
- 手仕上を記録した動画やマニュアルを用意してあるので、確認しながら作業ができます
全て人の手で作業を進めるため、センスや器用さはある程度必要ですが、
機械任せでない、自分の手でモノを作り上げる職人的な楽しさがあります。
先輩インタビュー
手仕上の大ベテランSさんにお話を伺いました。
お客様からも大変評価が高く、更に品質を高くできないか、
時間を短くできないかと日々向上してくださっている真のプロフェッショナルです。
ベテランなのに、気難しいところはなく、
会社の雰囲気を明るくしてくださるムードメーカーです。
Q 手仕上のやりがいはなんでしょうか
この仕事を始めて27年たちました。やりがいは、粗削りで上がってきた製品の完成形が見られるところです。
また、一人でも改善活動がしやすく、自分のアイデアでどんどん時間短くしたりとコスト削減をおこなえ、
成果が見えやすく自分の評価を上げることができるところです。
Q 仕事をする上で大事にしていることはありますか
仕事だけでないと思いますが、『時間を守る』、『工具を大事に使う』、『作業環境を整備する』ようにしています。
時間を守るのは当たり前だと思ってますし、工具を大事にすることは製品も大切にすることにつながるので、
常に丁寧な仕事をする上で絶対に必要なことです。
作業環境の整備をすると、しない人よりも丁寧に素早く行うことができるようになります。
作業標準はありますが、私の経験から製品によって自分のやりやすい形でツールの場所を変え、
自分の中で最適な作業方法で実現しています。
Q この会社でよかったと思うことはありますか
ずっと立ち仕事はきついことや年齢とともに力仕事は厳しいと
生産技術に相談したところ、少しでも楽にできるようにと考えてくれるようです。
また、環境を整えるためや、改善の提案をすると実現しようと動いてくれるところもよいです。
Q 新しく始めたいなという方にメッセージをお願いします
経験を積んだことにより自分が大変だなと思うことも減りました。
それよりも教育してる方が失敗しないかと心配することの方が多いです。
初めは色々と難しく、うまくいかないこともありますが、半年で ある程度は出来るようになります。
こちらも精一杯サポートしていくので、まずは半年一緒に頑張ってほしいです。
この仕事はセンスが必要なのではなく丁寧に向き合い、繊細かつ大胆に失敗しても続けることが出来る
方が向いていると思います。
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